LINE公式アカウントでは、来店・購買行動に対してポイントや特典を付与する「ショップカード」が実装可能です。小売業やサービス業において、リピート率UPと紙媒体からの脱却が同時に図れます。
今回はLINE公式アカウントのショップカードのメリットや使い方を解説していきます。
目次
LINE公式アカウントのショップカード機能にできること
まずは、LINE公式アカウントのショップカード機能に共通の
- カード発行・ポイント付与の設定
- 特典の設定
- ランクアップカードの設定
- リッチメニューでの表示
- QRコード・URLの発行
- 利用状況の分析
以上6項目について、詳しく解説してます。
カード発行・ポイント付与の設定
LINE公式アカウントのショップカード機能では、ユーザーに対してカードの発行とポイントの付与ができます。各種設定も可能で、
- QRコードからのポイント付与
- 初回ポイント付与時のカード自動発行
- 同一QRコードにおける、ポイント付与回数の制限(不正対策)
- カード満了時の特典付与
- カード満了時のランクアップカードの発行(後述)
といったことがLINE上だけで実現。購入・来店等のアクションごとにポイントを付与することで、次のアクションが促せます。
特典の設定
貯めたポイントに応じて与える特典(無料引換券 / 割引クーポン…etc.のチケット)についても、
各種LINE用ショップカード機能から設定が可能。設定できる項目は
- カード満了までのポイント数
- カード満了時に与える特典
- 中間ゴールまでのポイント数(任意)
- 中間ゴール通過時に与える特典(任意)
です。
ランクアップカードの設定
1枚目のカードを満了したユーザーに対しては、2枚目のカードが自動で発行されます。
LINE公式アカウントのショップカード機能では、この2枚目以降の特典が個別で設定可能です。
リピーター客に豪華特典を与える「ランクアップカード」が用意できます。
リッチメニューでの表示
LINE公式アカウントのショップカード機能なら、連携するLINE公式アカウントのリッチメニュー下部に「カードへのリンクボタン」が配置できます。
リンクボタンの見た目も含めて設定ができます。目立つボタンを置けば、ユーザーにポイントカードの存在をアピールできるでしょう。
QRコード・URLの発行
LINE公式アカウントのショップカード機能では、QRコードとURLが発行できます。それぞれの用途は
- QRコード:ポイント付与用(店舗ごと商品ごとの発行も可)
- URL:トークルームでのカードの告知・配布用
です。QRコードについてはポイント取得制限も設定できて
- 位置情報による制限:店舗から離れた場所でのポイント付与を制限
- 時間による制限:ポイント付与後の一定時間、再付与を制限
などなど、不正取得対策もバッチリです。
利用状況の分析
カードの利用状況の分析も、LINE公式アカウントのショップカード機能を使えば簡単です。
ユーザー全体でのカード・ポイント・特典の利用状況が数字で把握できます。
LINE公式アカウントのショップカードのメリット
店舗や商業施設でLINE公式アカウントのショップカードを導入するメリットは
- ユーザーからみて使い勝手が良い
- SNSシェア日本一のLINEが活用できる
- リピート率が上げられる
- LINE公式アカウントの友だちが増やせる
- 紙媒体比で運用コストが削減できる
が挙げられます。まずは一番大事なユーザー視点での使い勝手から、詳しくみていきましょう。
ユーザーからみて使い勝手が良い
各種LINE用ショップカードの場合、ユーザーはスマートフォン一台で簡単にカードが使えます。
店舗に紙のカードを持参する必要がなく、ポイントの取得もQRコードの読み取りだけでOKです。
「カードを忘れてしまった……」「紙のカードは持ち歩きが面倒」といった不便さから解放されます。
企業側からみても、これはメリット。ユーザーがポイントに関心をもってくれるので、リピート率UPが見込めます。
SNSシェア日本一のLINEが活用できる
各種LINE用ショップカードは、SNSシェア日本一のLINEから提供できます。
NTTドコモ モバイル社会研究所の調査によると、10代から60代で8〜9割、70代でも7割が利用しているとのこと。
他のポイントカードアプリと比べて、多くの層をターゲットにできるでしょう。
リピート率が上げられる
各種LINE用ショップカードをうまく活用すれば、ユーザーのリピート率UPが図れます。
たとえば、LINE公式アカウントのショップカードなら
- カード・ポイント・特典の利用状況から課題を洗い出す
- 魅力的な特典を用意して購買意欲を高める
- リピーター客にはランクアップカードで豪華特典を与える
といった施策が可能です。紙のカードよりも柔軟に、またLINE1つだけで販促も行うこともできます。
LINE公式アカウントの友だちが増やせる
ユーザーがLINE公式アカウントのショップカードを使うには、連携先のLINE公式アカウントの友だち追加が必須です。
よって企業側はカード発行を案内するだけで、自然と友だちが増やせます。
このLINE公式アカウントがもたらすメリットはユーザーの行動履歴に応じた接点やサービス提供が可能です。
その1つとして、LINE公式アカウントのLINE用ショップカードの活用が挙げられます。
紙媒体比で運用コストが削減できる
LINE公式アカウントのショップカードなら、紙のカードと比べて運用にかかるコストが削減可能です。具体的には
- カードの印刷費
- 特典チケットの印刷費
- 各デザイン発注費
などの金銭的コストがゼロになります。さらにQRコードの読み取りをセルフサービスとすることで、レジやカウンター対応の手間も減らせます。
まとめ
当記事ではLINE公式アカウントのショップカードの用途・メリットやメリットを解説しました。
LINE公式アカウントのショップカードでできるのは
- カード発行・ポイント付与の設定
- 特典の設定
- ランクアップカードの設定
- リッチメニューでの表示
- QRコード・URLの発行
- 利用状況の分析
です。
後編ではLINE公式アカウントのショップカードのデメリット、デメリットを補うことが可能な弊社サービスCOMSBIの機能についてご紹介します。