LINE公式アカウントを使った販促は、多店舗・ECサイト展開にも効果抜群!各種配信 / ショップカード / クーポンに加えて、複数アカウントを一括で管理する「グループ」機能があるので
- 店舗別・複数のLINE公式アカウントを開設する戦略
- 全店舗共通・1つのLINE公式アカウントを開設する戦略
以上2つの戦略が選べます。そのなかでも今回は、あえて「店舗別・複数のLINE公式アカウントを開設する戦略」に絞って、メリット・デメリット・ヒントをお伝えしていきます。
目次
多店舗・ECサイト展開にもLINEがおすすめ
各種配信やクーポンの配布ができるLINE公式アカウントは、個店のオーナー様だけでなく、複数の店舗やECサイトを抱える企業様にもおすすめです!仕様上
- LINEビジネスID1つにつき最大100個までLINE公式アカウントが開設可
- 「グループ」機能で、最大5,000個のLINE公式アカウントが一括管理可
であるため、店舗別に複数のLINE公式アカウントが設けられます。
また、全店舗共通で1つのLINE公式アカウントを開設することも可能。LINEマーケ施策としては
- 店舗別・複数のLINE公式アカウントを開設する戦略
- 全店舗共通・1つのLINE公式アカウントを開設する戦略
の2つが選べます。
今回は「店舗別・複数のLINE公式アカウントを開設する」場合に的を絞って、メリット・デメリット・マーケ効果を最大化するヒントをお伝えしていきます。
店舗別で複数のLINE公式アカウントをもつメリット
多店舗展開をしている企業で、店舗別に複数のLINE公式アカウントを開設するメリットは
- 地域別のニーズに合わせられる
- 店舗ごとに分析ができる
- 顧客のアクションが追いやすい
以上3点です。まずはエリアマーケティング的な利点から、詳しくみていきましょう。
地域別のニーズに合わせられる
店舗ごとにLINE公式アカウントを開設することで、各地域のニーズ・来店頻度に適した配信やサービスが実現します。
地域が変われば、住民の年齢層 / 人口密度 / 交通手段 / ライバル店…etc.の違いによって、ニーズも変わってくるもの。全店舗共通のLINE公式アカウントだと、これらのニーズをすべて満たすことはできません。
ですがここで、店舗別・地域別に複数のLINE公式アカウントを設けていれば
- 各地域のニーズに合わせた、配信内容の最適化
- 各地域で予想される来店数に合わせた、配信コスト最適化
- 各店舗の顧客(友だち)に的を絞った、チャット対応
といった活用が可能!顧客側からみて不要な配信が流れてこないので、ブロック率削減も狙えます。
店舗ごとに分析ができる
本家LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)からは仕様上、顧客一人ひとりの属性や動向が追えません。
- 友だち全体での性別の割合
- 友だち全体での年齢の割合
- 友だち全体での追加経路
- 全体でのメッセージ開封率
- 全体でのCV率
- 全体でのURLクリック率
- 顧客全体でのレビュースコア
以上のとおり「全体でみたときの数」のみが分析の判断材料になってしまうためです。そのため、1つのLINE公式アカウントを全店舗で共用にすると、店舗別での顧客データが埋もれてしまいます。
対して、店舗別に複数のLINE公式アカウントを用意しておけば、各店舗での客層や施策の効果まで分析が可能です。得られた店舗別のデータは、今後の販促や仕入れにフィードバックできます。
顧客のアクションが追いやすい
LINE公式アカウントの「LINEチャット」機能では、個々の顧客に対して手動でタグの付与が可能。店舗側は、顧客の特徴や実店舗でのアクションを活用・反映しての問い合わせ対応ができます。
このタグをフル活用できるのが、店舗別に複数のLINE公式アカウントを設ける場合です。各店舗とも管轄下の顧客だけを追えばよいので、全店舗共通のLINE公式アカウント活用時と比べて、少ない労力で細やかな対応が実現します。
店舗別で複数のLINE公式アカウントをもつデメリット
店舗別で複数のLINE公式アカウントを運用する際には
- 店舗をまたいだキャンペーンやポイ活が難しい
- LINE公式アカウント管理に手間がかかる
- 運用コストが増加する(有料プランのみ)
といったデメリットも付帯します。まずはチェーン展開を妨げる最大の弱点から、順を追ってみていきましょう。
店舗をまたいだキャンペーンが難しい
LINE公式アカウントは、
- ショップカード:LINE上で管理できる店舗のスタンプカード
- クーポン:実店舗で使える割引券や無料引換券
といった小売業・サービス業で活用できる便利機能を完備しています。キャンペーンやポイ活にうってつけです。
ただし、店舗別で複数のLINE公式アカウントを設ける場合は、
- 各店舗限定のショップカードでは、他店での使い回しが不可
- 全店舗共通のショップカードでは、店舗ごとのスタンプが識別不可
となり、店舗をまたいだキャンペーン(買い回り施策 / スタンプラリー…etc.)が難しくなります。これを解決するには
- ポイントカードだけを紙媒体で提供する
- LINE拡張ツールを導入する(後述)
など、工夫が必要なのです。
LINE公式アカウントの管理に手間がかかる
店舗別で複数のLINE公式アカウントを運用する場合、全店舗共通のアカウントと比べて、管理に手間がかかってしまいます。具体的には
- 店舗別でのアカウント作成が必要
- 「グループ」機能で一括管理する場合、一部データが表示不可
- 友だち獲得のための施策が店舗別で必要
といった難点があるのです。
運用コストが増加する(有料プランのみ)
LINE公式アカウントは開設時に、無料の「コミュニケーションプラン」と月額制の「ライトプラン / スタンダードプラン」が選べます。
どのプランでも、LINEチャットの送受信 / 応答メッセージ / あいさつメッセージは無料なのですが
- メッセージ配信:テキスト / 画像 / 動画…etc.の全顧客向け配信
- ステップ配信:顧客の行動にあわせた自動配信
- 絞り込み配信:特定の集団だけに向けた配信
ではプランごとに、下記のような回数制限があります。
コミュニケーションプラン |
ライトプラン |
スタンダードプラン |
|
---|---|---|---|
月額固定費 |
無料 |
5,000円 |
15,000円 |
無料メッセージ通数 |
200通 |
5,000通 |
30,000通 |
追加メッセージの可否・料金 |
不可 |
不可 |
〜3円/通 |
参考資料:LINE公式アカウント 料金プラン
したがって、LINE公式アカウントによる配信を活用していきたいのであれば、有料プランへの加入が必須です。その場合のコストは
「店舗別・複数のLINE公式アカウント > 全店舗共用・1つのLINE公式アカウント」となってしまいます。
複数LINEアカウントの管理には「COMSBI」
弊社・株式会社ソニックムーブのLINEマーケに必要な機能を網羅したSaaS「COMSBI」は、店舗別・複数のLINE公式アカウントの管理に最適です!
COMSBIを導入・活用いただくと、
- 一括管理画面&店舗別管理画面の利用可能
- セグメント別でメッセージが絞り込める
- セグメント別でリッチメニューが出し分けられる
- 複数店舗をまたいでポイント施策ができる
- 流入経路やPOSレジのデータとあわせて分析が可能
などさまざまな+αの機能が実現します。
LINEの「ショップカード」では、店舗をまたいだキャンペーンや管理に不向きでした。
対して、COMSBIでは複数アカウントの管理も一括で可能です。
効率的に、そして効果的に複数アカウントの管理・施策ができてしまいます。
詳細はこちらのページからお問い合わせください!
まとめ
今回は店舗別に複数のLINE公式アカウントを開設・活用するメリット・デメリット・ヒントについて紹介しました。LINE公式アカウントを店舗別に設けるメリットは
- 地域別のニーズに合わせられる
- 店舗ごとに分析ができる
- 顧客のアクションが追いやすい
の3点です。一方、「管理に手間やコストがかかる」「店舗をまたいだ施策ができない」等のデメリットもありました。
ですが、そこに弊社・株式会社ソニックムーブの「COMSBI」が複数店舗やECサイトを展開している企業様もご活用いただけます。LINEマーケを検討中のお客様はぜひ一度、お気軽にご相談ください。