LINE公式アカウントは、無料でも利用できる便利な機能がいくつかあります。
今回はその中のひとつ、クーポン機能についてご紹介いたします。
目次
LINEのクーポンとは?
LINE公式アカウントの機能として、「クーポン機能」があります。これは未承認アカウント(無料アカウント)でも利用が可能です。
公式アカウントと友だちになっているユーザーに対して、一斉配信やリサーチ回答の特典としてユーザーに配布するなど、実施したい施策に合わせて効果的な配信方法を選択できます。
この記事でLINE公式アカウントのクーポン機能を学び、効果的な集客施策を行いましょう。
クーポンの作り方
クーポンの作成方法をご紹介します。実施したい施策に合わせて、最適なクーポンを作成しましょう。
①「LINE Official Account Manager」にログインし、左メニューの「クーポン」→「作成」をクリックします。
②作成するクーポンの情報を入力していきます。
ⅰ.クーポン名
クーポンのタイトルを入力します。
どういうクーポンなのか、わかりやすいタイトルを設定しましょう。
ⅱ.有効期間
ユーザーがクーポンを利用できる期間を選択します
※有効期間中、ユーザーが獲得したクーポンは「公式アカウント」の「クーポン」から確認できます。
ⅲ.写真
クーポンの画像を選択します。
トーク画面に表示されるので、ユーザーの目を引くような画像を設定しましょう。
ⅳ.利用ガイド
クーポンの利用方法をテキストで自由に記入できます。
可能な限り詳細な条件やクーポンの概要を記入し、ユーザーとの認識のズレが起きないようにしましょう。
ⅴ.抽選
クーポンの利用が可能かをランダム抽選によって決めることができます。
抽選機能を設けることで、クーポンのプレミア感をユーザーにアピールすることが可能です。
ⅵ.公開範囲
クーポンをどれくらいの範囲のユーザーに配布を可能にするかを以下の3種類から選択できます。用途によって使い分けましょう。
・全体公開
→クーポンを受け取ったユーザーは、トークやタイムラインで他のユーザーにクーポンを共有できます。また、URLを利用することで、LINE以外の媒体でもクーポンの共有が可能です。不特定多数のユーザーにアプローチしたい場合に有効です。
・友だちのみ
→クーポンを受け取ったユーザーは、他のユーザーにクーポンを共有できません。特典性が高いクーポンとしての活用が可能です。
・友だちのみ(シェア可能)
→クーポンを受け取ったユーザーは、友だちにのみトークやタイムラインでクーポンを共有できます。「友だちの友だちを集客」という形で利用が可能です。
ⅶ.使用可能回数
クーポンの使用回数を1回限りにするか、期間中何度でも利用できるクーポンにするかを選択できます。
ⅷ.クーポンコード
コードを入力することで、クーポンの利用が可能にする設定ができます。
利用する場合は、ユーザーがコード入力を煩わしく思わないように注意する必要があります。
ⅸ.クーポンタイプ
クーポンの種類を選択します。以下の5種類から用途によって使い分けましょう。
・割引
→割引で商品を提供
・無料
→無料で商品を提供
・プレゼント
→商品をプレゼント
・キャッシュバック
→提供した商品代金を返金
・その他
→その他の使用用途
③作成したクーポンをプレビューで確認します。
ⅰ.クーポンタイトル
ⅱ.有効期間
ⅲ.クーポンタイプ
ⅳ.写真
ⅴ.利用ガイド
④作成したクーポンを保存します。
クーポンの配信方法
さて、次はいよいよ作成したクーポンをユーザーに配信します。クーポンを直接配信できるのは、公式アカウントを友だち追加しているユーザーのみです。こちらも実施したい施策に合わせて最適な配信方法を選択しましょう。
クーポンの配信方法は、大きく分けて4種類あります
- メッセージで一斉配信
- リサーチの特典
- あいさつメッセージ
- タイムライン投稿
メッセージで一斉配信
公式アカウントを友だち追加しているユーザーに対して、メッセージ機能を利用してクーポンを一斉配信できます。
①左メニューの「メッセージ配信」をクリックして、「作成」で編集画面を開きます。
②「クーポン」をクリックし、配信したいクーポンを選択します。
③配信先や配信日時を設定します。
④「配信」をクリックしてクーポンをメッセージ配信できます。
リサーチの特典
公式アカウントを友だち追加しているユーザーにリサーチを配信し、回答したユーザーへの特典としてクーポンを配布できます。
①左メニューの「リサーチ」をクリックします。
②「作成」をクリックしてリサーチの編集画面を表示します。
③「サンクスページ設定」で「クーポンを選択」からリサーチの特典に設定したいクーポンを選択します
④その他のリサーチページの設定をして、保存します。
⑤メッセージ配信と同様に、「メッセージ配信」で「リサーチ」を選択することで、クーポン特典付きのアンケートを配信できます。
あいさつメッセージ
ユーザーに友だち追加された際の自動送信メッセージとしてクーポンを配信できます。
①左メニューの「あいさつメッセージ」をクリックして、「+追加」で編集画面を開きます。
②「クーポン」をクリックして、配信したいクーポンを選択します。
③「保存」することで、公式アカウントを友だち追加したユーザーにクーポンを自動配信できます。
タイムライン投稿
タイムラインに投稿することで、公式アカウントを友だち追加しているユーザーのタイムラインにクーポンを表示できます。
①左メニューの「タイムライン投稿」→「作成」をクリックします。
②「クーポン」をクリックし、配信したいクーポンを選択します。
③「投稿」をクリックして、公式アカウントを友だち追加しているユーザーのタイムラインにクーポンを投稿できます。
クーポンの停止方法
基本的に一度作成したクーポンは、有効期間を過ぎたタイミングで自動的に使用停止の状態になります。
しかし、予想外のトラブルによって一度配信したクーポンを停止にしなければならない事態が発生する可能性もあるため、その時のために配信したクーポンの停止方法もご紹介いたします。
クーポンを停止、つまりユーザーがクーポンを使えないようにする方法は大きく分けて2種類あります。
- クーポンを使用不可にする
- ユーザーがクーポンを入手できないようにする
方法1:クーポンを使用不可にする
こちらは簡単な方法です。
クーポン一覧画面の右メニューから「削除」を選択するだけで、ユーザーはクーポンを使用出来なくなります。
方法2:ユーザーがクーポンを入手できないようにする
すでにユーザーが入手しているクーポンを削除することは出来ませんが、クーポンの配信を設定している挨拶メッセージ、もしくはタイムライン投稿を削除することで、以降ユーザーは新規にクーポンを入手することは出来なくなります。
どちらの方法の場合でも、ユーザーから悪印象を抱かれないようにケアを忘れず行いましょう。
効果的な活用事例
クーポン機能は、使い方次第で大きなマーケティング効果を生み出します。ここでは、実施したい施策に対して、どのようにクーポンを利用すれば効果的に機能するかをご紹介します。
・ケース1:新規の顧客を常連に育てたい
→友だち追加メッセージとしてクーポンを配信しましょう。
新規の顧客を常連に育てるためには、顧客に「また来たいな」と思わせるような特典を提供することが大切です。
公開状態にしたクーポンを友だち追加メッセージに設定し、新規の顧客には公式アカウントを友だち追加するように促します。友だち追加メッセージのクーポンは「ドリンク1杯無料」など、友だち追加することですぐにメリットが得られるものにすると効果的です。
一度友だち追加してもらったあとは定期的にクーポンを配信することで、顧客がまた来店する動機づけとなり、常連になってもらいやすくなります。
ケース2:自然な形で顧客のニーズを知りたい
→リサーチの特典としてクーポンを配布しましょう
顧客のニーズを把握するためにアンケートを実施する店舗も多いかと思います。しかし、顧客からしたらただアンケートに答えるだけというのは、どうしても面倒に感じてしまい、数多くの回答を集めるのはなかなか難しいことかと思います。
リサーチの特典として回答者全員を対象にクーポンを配布すると宣言することで、クーポンを目的として、アンケートに回答する顧客の数を増やすことが可能です。
また、クーポンを配布することで、自然な形で顧客を店舗に誘導する効果も見込めます。
ケース3:とにかくたくさんの顧客を獲得したい
→全体公開のクーポンをタイムラインに投稿しましょう
タイムラインはTwitterのようなもので、ユーザーは投稿をシェアすることが可能です。時々ペットの動画や何の気も無い投稿が予想以上に拡散されることがありますが、そういった俗に言う「バズり」効果で一気に店舗の知名度上昇を狙うことができます。
ユーザーに「面白い」「他の人にも教えたい」と思わせるようなセールをクーポンとして配信することで、広告費を支払うこともなく新規顧客を獲得できる可能性が出てきますので、ぜひとも活用しましょう。
まとめ
今回はLINE公式アカウントで無料利用できる「クーポン機能」のご紹介をしました。
株式会社SONICMOOVが提供するLINEプラットフォーム「COMSBI」は、CRMやDBと連携して、既存の顧客ともLINEを用いたコミュニケーションを可能にします。
顧客とのコミュニケーションや、マーケティングにLINEを利用したいとお考えでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。