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LINEを使った「デジタル会員証」で顧客満足度UP! メリット・活用法・導入方法を紹介

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LINEを使った「デジタル会員証」で顧客満足度UP! メリット・活用法・導入方法を紹介

LINE公式では、LINEミニアプリとして顧客に「デジタル会員証」が提供可能です。こちらは紙媒体の不便さがなく、独自開発の会員アプリよりも登録が簡単で、会員数UPが期待できます。さらに、LINE公式アカウントやPOS・CRMシステムとの連携で、顧客一人ひとりに合わせたアプローチまでが可能です。

今回は、そんなLINEを使ったデジタル会員証について解説。そのメリットや活用シーン、開発・導入の方法などをお伝えしていきます。「会員証が普及・定着しない」「リピーターがなかなか育たない」などでお悩みの方は必見です。

LINEを使った「デジタル会員証」の概要

LINEでは、スマホ版LINEのサービス内で動くLINEミニアプリとして、顧客に自社サービスの「デジタル会員証」が提供できます。

このLINEを使ったデジタル会員証は紙媒体のわずらわしさがなく、LINE公式アカウントやPOSシステムとの連携で、顧客一人ひとりの情報を活かした配信が可能です。そして顧客は使い慣れたLINEアプリ(国内人口の7割以上が使用)からQRコードを読み取るだけで、会員登録やポイント集めが行えます。

そんなLINEを使ったデジタル会員証の強みは、紙の会員証や独自開発の会員アプリと比べてみると一目瞭然。以下のとおり、コストを抑えながら最大限の利便性が得られます。

 

LINEのデジタル会員証

紙の会員証

独自開発の会員アプリ

会員登録・使用時の手間

登録時・使用時ともに、いつものLINEアプリからQRコードを読み取るだけ

使用時は会員証を持参する必要がある

登録時はアプリダウンロードや会員登録の手間がある

導入・運用コスト

低(LINE拡張ツール導入費のみ)

中(印刷費+別途広告費)

高(開発費)

顧客データとの連携

×

顧客とのコミュニケーション

LINE公式アカウントから、プッシュ通知ありの配信が可能

×

プッシュ通知ありの配信が可能

その他機能

LINE公式アカウントやLINE拡張ツールの機能を流用可

×

別途、開発が必要

※ちなみに、LINEミニアプリのデジタル会員証と似ているサービスとして、LINE公式アカウントの「ショップカード」があります。こちらはポイント・インセンティブの付与に特化していて、顧客情報の収集機能を備えていないのが特徴です。

LINEを使ったデジタル会員証のメリット

まずは、LINEからデジタル会員証を提供する6つのメリットについてお伝えしていきます。以下、一番大事なユーザー目線でのメリットから、詳しくみていきましょう。

顧客目線で使い勝手に優れる

LINEを使ったデジタル会員証は、多くの方のスマホに入っている、おなじみLINEアプリから使えるのがポイント。紙媒体とは違い、会員証を保管して来店のたびに忘れず持参するわずらわしさがありません。さらに、新たにアプリをダウンロードする必要もないため、顧客目線での使い勝手に優れています。

また、会員登録やポイント受け取りはQRコードの読み取りだけで済むのも、LINEを使ったデジタル会員証の魅力。各種入力の手間がなくなるほか、接触が減るため感染症対策の効果も見込めます。

会員数・集客UPが見込める

LINEを使ったデジタル会員証は、先述の手軽さ・利便性から、紙の会員証や会員アプリ以上の会員数を獲得できる可能性があります。紙の会員証や会員アプリのリーチ外にあった、ECサイト / ライト層 / 新規の顧客も含めて、より多くの接点が構築できるかもしれません

さらに、一度LINE上のデジタル会員証でつながった顧客に対しては、様々なリピート施策が可能です。独自の会員ランク制度やポイント制度が設定できるほか、連携先のLINE公式アカウントから各種配信やチャットも可能で、包括的に集客UPが目指せます。

顧客情報の収集・管理を効率化できる

LINEを使ったデジタル会員証には、QRコード読み取りによる仮登録と氏名 / 住所 / 電話番号…etc.の入力による本登録があります。店頭では仮登録の受付だけをすればよく、本登録については各自に任せられるため、受付対応や個人情報の管理にかかる労力が削減できるでしょう。

さらに、本登録で集まった顧客情報は、既存のPOS・CRMシステムや予約管理システムの顧客情報と連携させて一元管理が可能。顧客情報の収集から管理まで、効率化が見込めます。

広告・運営のコストカットも見込める

LINE上ではデジタル会員証と並行して、LINE公式アカウントから顧客にプッシュ通知付きの一斉配信やクーポンの付与が行えます。こちらをうまく活用すれば、チラシやSNS広告にかける費用がカットできそうです。また、紙の会員証にあった印刷・保管費や会員アプリにあったメンテナンス費も抑えられるため、トータルでのコストカットが見込めるでしょう。

一人ひとりに合わせたアプローチができる

デジタル会員証・LINE公式アカウント・既存の顧客データベースから集めた顧客情報は、1つのIDに紐づけることで、顧客一人ひとりの特定と追跡に活用可能。具体的には、各顧客について以下の情報が可視化・追跡できます。こちらをうまく活用すると、顧客一人ひとりに合わせたサービスや提案ができるかもしれません。

チャネル

集められる顧客情報

LINEを使ったデジタル会員証

・氏名
・住所
・年齢
・電話番号
 …etc.

LINE公式アカウント

・各種配信の反応率
・クーポンの利用率
・会員登録の経路
 …etc.

既存の顧客データベース

・Web・ECサイト上での行動
・来店履歴
・購買履歴
・予約履歴
 …etc.

さらに、LINE公式アカウントからは顧客情報を使って、一人ひとりに合わせたセグメント配信も可能。LINE公式アカウント単体の場合と比べて、告知 / クーポン配布 / キャンペーン…etc.がより高い精度で行えます。

他の機能も利用できる

デジタル会員証のベースとなるLINEミニアプリではそのほかにも、モバイルオーダー / 予約受付 / 順番待ちシステム / 来店予約システム…etc.が開発・リリース可能。また、連携先のLINE公式アカウントからは、下記のような顧客へのアプローチもできます。単なる会員証にとどまらない、多種多様なユーティリティが実現しそうです。

  • 会員登録時の自動友だち追加
  • 一人ひとりに合わせたセグメント配信
  • 1to1でのチャット&無料通話
  • 応答メッセージによる自動対応
  • ショップカードの提供
  • クーポンの配布
    …etc.

LINEを使ったデジタル会員証の活用シーン

続いては、LINEを使ったデジタル会員証が効果を発揮するおすすめの活用シーン・使い方を3種類ご紹介します。それでは、同じくLINEを使うLINE公式アカウントとの組み合わせからみていきましょう。

LINE公式アカウントとの連携

LINEを使ったデジタル会員証とLINE公式アカウントは、組み合わせることで顧客一人ひとりに合わせたセグメント配信やクーポン配布ができるようになります。こちらは販促・リピーター育成に最適で、例えば以下のような活用法が可能です。

  • 氏名 / 住所 / 電話番号…etc.登録時のお礼クーポンの配布
  • 顧客が興味をもちそうな商品・サービスの提案
  • 誕生日・記念日クーポンの配布
  • 呼び起こしクーポンの配布

POS・CRMシステムとの連携

LINEを使ったデジタル会員証とPOS・CRMシステムはデータ連携でシナジーを発揮。デジタル会員証経由で集めた属性情報とPOS・CRMシステム経由で集めた行動情報を共通のIDで紐づけることで、顧客一人ひとりのライフスタイルや興味関心を可視化できます。こちらは先ほどのセグメント配信のほか、マーケティング全般に活かせそうです。

ECサイトとの連携

LINEを使ったデジタル会員証なら、実店舗だけでなくECサイトでも購買時のポイント付与が可能。紙の会員証ではアプローチが難しかった遠方の顧客についても、リピーター化が目指せそうです。

さらに、連携先のLINE公式アカウントからは、トークルーム下部のリッチメニューでECサイトへの誘導が可能。セグメント配信での告知・販促とあわせて、売り上げUPが見込めます。

LINEを使ったデジタル会員証の開発・導入方法

LINEを使ったデジタル会員証は、「LINEミニアプリ」というWebアプリの形で開発・導入します。iOSとAndroidで2バージョンを用意しなくてもよいため、開発・導入コストを抑えられるのがポイントです。

そんなLINEを使ったデジタル会員証の開発・導入の方法は、具体的に以下の2パターンに分かれます。コストを抑えたいなら既製品の導入を、自社のカラーを出したいなら独自開発を選ぶとよいでしょう。

  • LINE拡張ツール等、デジタル会員証機能を備えた既製品を導入
  • デジタル会員証を委託or自社で独自開発

※LINE公式アカウントの機能を強化する「LINE拡張ツール」のなかには、デジタル会員証・セグメント配信・その他便利機能を網羅したものがあります。こちらは導入コストを抑えつつ、「会員証+α」「LINE公式アカウント+α」のユーティリティを実現してくれます。

LINEを使ったデジタル会員証を導入する際の注意点

紙媒体からLINEを使ったデジタル会員証への乗り換え時には、以下のようなことが懸念されます。これらは顧客の離脱につながりますので、「紙媒体の会員証も残しておく」などの対策を打っておきましょう。

  • 顧客の移行に時間がかかる
  • 顧客によっては操作に慣れを要する

LINEでデジタル会員証を提供できる「COMSBI」について

株式会社ソニックムーブのLINE拡張ツール「COMSBI」は、LINEミニアプリによるデジタル会員証機能を完備。COMSBIのデジタル会員証からは、以下のような機能を顧客向けに提供できます。

  • 独自のポイント制度
  • QRコードやURLからのポイント獲得
  • ポイントとクーポンの交換
  • ポイント・クーポンの管理機能
  • 会員ランク
  • 氏名 / 住所 / 電話番号…etc.の登録による機能のロック解除

さらに、COMSBIは顧客一人ひとりにフィットするセグメント配信機能やPOSシステムとの連携機能も搭載。すでにご活用いただいているお客様のなかには、顧客情報でセグメント配信を最適化して、ブロック率を相場の6分の1にまで削減された事例もございます。ご興味がおありでしたらぜひ一度、お気軽にご相談ください。

まとめ

今回は、LINE(LINEミニアプリ)を使ったデジタル会員証について、そのメリットや活用シーンをお伝えしました。LINEからデジタル会員証を提供するメリットとしては、以下の6点が挙げられます。

  • 顧客目線で使い勝手に優れる
  • 会員数・集客UPが見込める
  • 顧客情報の収集・管理を効率化できる
  • 広告・運営のコストカットも見込める
  • 一人ひとりに合わせたアプローチができる
  • 他の機能も利用できる

その導入方法としては「既製品の導入」と「独自開発」とがありました。両者のうち既製品、とくにLINE拡張ツールは、比較的低コストで便利機能を網羅。弊社のCOMSBIもその一つで、デジタル会員証とセグメント配信の合わせ技で顧客一人ひとりに最適なアプローチが図れます。

その他、COMSBIは独自機能の開発・実装にも対応しております。ご興味がおありでしたらぜひ一度、お気軽にご相談ください。

LINEで複数店舗の顧客管理も、
売上アップも。
オールインワンツール「COMSBI」

COMSBI」なら複数のLINEアカウントの一括管理が可能。
複数店舗を運営している企業の場合、1つのアカウントで店舗別のデータを管理でき、
顧客の購買行動や趣向情報を簡単に収集・分析することも可能です。

また、ポイント・クーポン利用履歴もデータ化、アクション履歴からのLINE配信など、
効率化とともに工数削減
も実現できます。

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