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LINE「カードタイプメッセージ」で目を引く配信を!作成・配信方法から活用のコツまで徹底解説

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LINE「カードタイプメッセージ」で目を引く配信を!作成・配信方法から活用のコツまで徹底解説

LINE公式アカウントのメッセージ配信では、通常のテキストや画像の他に、独自の「カードタイプメッセージ」も送信可。こちらは複数の画像付きカードを横スライド式で表示できるフォーマットで、うまく活用すると、カタログ並みにリッチな情報が示せるかもしれません。

今回はこのカードタイプメッセージについて、その概要・使い方・活用例をお届けします。自社の商品やサービスについて、わかりやすく魅力をアピールしたいとお考えの方は必見です。

LINE公式の「カードタイプメッセージ」とは?

「カードタイプメッセージ」は、LINE公式アカウント(LINE公式)のメッセージ配信におけるフォーマットのひとつ。最大9枚の画像付きカード(とテキストやリンク、もっと見るカード)を1つにまとめて、横スライドするカルーセル形式で送信できるというものになります。

このカードタイプメッセージのメリットは以下のとおり。同じくメッセージ配信のフォーマット「リッチメッセージ」に比べて、載せられるテキストの分量が少ない代わりに、大量の画像を載せられるのが魅力です。

  • 画像 / リンク / テキスト…etc.雑多な情報を整理して見せられる
  • 左右にスライドさせられるのでユーザーの目を惹きやすい
  • コンテンツ同士の比較がしやすい

※なお、カードタイプメッセージの配信時には、テキストや画像の配信と同じ仕様で枠が消費されます。(下記参照)

  • 一斉配信 / 絞り込み配信 / ステップ配信時:配信枠の消費あり
  • 応答メッセージ / あいさつメッセージ:配信枠の消費なし

カードタイプメッセージ4種類の見え方・活用シーン

LINE公式のカードタイプメッセージは大まかに、メインのカード(必須 / 1〜9枚)とリンク表示用のもっと見るカード(任意 / 1枚)からなるカルーセル。なのですが、より細かく説明すると、下記4種類の形式(カードタイプ)が選べるようになっています。

  • プロダクト
  • ロケーション
  • パーソン
  • イメージ

それぞれ、スマートフォンでの見え方や最適な用途が異なりますので、以下詳細をみていきましょう。

プロダクト

「プロダクト」は最もベーシックなカードタイプで、商品やメニューの紹介を中心に幅広い用途に適しています。その構成要素は以下のとおりです。

構成要素

詳細

ラベル

画像左上に添付する説明書きで、6種類の背景色が選べる

写真(必須)

カードの上半分を占める画像で、角が丸く切り取られる

・カード1枚につき画像3枚まで
・推奨比率は1.54:1
・ファイルサイズは10MB以下
・JPG / JPEG / PNGのみアップロード可

カードのタイトル(必須)

商品名が記入できる

説明文

最大60文字まで商品の説明ができる

価格

商品の価格や価格帯が記入できる

アクション1

カード下部に表示するテキストリンクで、遷移先は下記の5つから選べる

・URL
・クーポン
ショップカード
・リサーチ(LINE公式のアンケート)
・テキスト(押すとユーザー側から所定のテキストが送信される)

アクション2

カード下部に表示するテキストリンクで、遷移先は下記の5つから選べる

・URL
・クーポン
・ショップカード
・リサーチ(LINE公式のアンケート)
・テキスト(押すとユーザー側から所定のテキストが送信される)

このプロダクトに最適な活用シーンとしては、下記が挙げられます。

  • おすすめ・人気のメニューの紹介
  • 新商品・セール品の紹介
  • サービスの紹介

ロケーション

店舗や施設の場所を紹介したい場合はカードタイプ「ロケーション」がおすすめです。こちらは下表のとおり、住所にGoogleマップの位置情報が埋め込めるため、アクセス方法の説明まで行えます。

構成要素

詳細

ラベル

画像左上に添付する説明書きで、6種類の背景色が選べる

写真(必須)

カードの上半分を占める画像で、角が丸く切り取られる

・カード1枚につき画像3枚まで
・推奨比率は1.54:1
・ファイルサイズは10MB以下
・JPG / JPEG / PNGのみアップロード可

カードのタイトル(必須)

場所の名前が記入できる

住所

住所の記入欄で、Googleマップの位置情報が埋め込める

追加情報

営業時間または価格帯が記入できる

アクション1

カード下部に表示するテキストリンクで、遷移先は下記の5つから選べる

・URL
・クーポン
・ショップカード
・リサーチ(LINE公式のアンケート)
・テキスト(押すとユーザー側から所定のテキストが送信される)

アクション2

カード下部に表示するテキストリンクで、遷移先は下記の5つから選べる

・URL
・クーポン
・ショップカード
・リサーチ(LINE公式のアンケート)
・テキスト(押すとユーザー側から所定のテキストが送信される)

そんなロケーションの使用に適した場面としては下記のとおりです。

  • 店舗・施設を位置情報込みで紹介
  • ラベルに業種を添えて、地域の店舗を一挙紹介
  • 物件の内外装や場所、価格帯を紹介

パーソン

「パーソン」は人物紹介専用のカードタイプ。下表の構成要素からなり、店舗に在籍するスタッフの顔とプロフィールを掲載できます。

構成要素

詳細

ラベル

画像左上に添付する説明書きで、6種類の背景色が選べる

写真(必須)

カードの上半分を占める画像で、丸型に切り取られる

・カード1枚につき画像1枚まで
・ファイルサイズは10MB以下
・JPG / JPEG / PNGのみアップロード可

名前(必須)

人物名が記入できる

説明文

最大60文字まで人物の説明ができる

アクション1

カード下部に表示するテキストリンクで、遷移先は下記の5つから選べる

・URL
・クーポン
・ショップカード
・リサーチ(LINE公式のアンケート)
・テキスト(押すとユーザー側から所定のテキストが送信される)

アクション2

カード下部に表示するテキストリンクで、遷移先は下記の5つから選べる

・URL
・クーポン
・ショップカード
・リサーチ(LINE公式のアンケート)
・テキスト(押すとユーザー側から所定のテキストが送信される)

このパーソンは、以下のシーンでの活用にうってつけです。

  • ラベルでスタッフの役職を紹介
  • 担当者のプロフィールや人となりを説明文に掲載
  • アクションやもっと見るカードからWebサイトへ誘導

イメージ

「イメージ」はほぼ画像のみで構成される、最もシンプルなカードタイプ。下表のとおり、画像が全面表示されるため、サービスや商品の外観上の魅力を最大限アピールしたい場合におすすめです。

構成要素

詳細

ラベル

画像左上に添付する説明書きで、6種類の背景色が選べる

画像(必須)

カード全体を占める画像で、角が丸く切り取られる

・カード1枚につき画像1枚まで
・推奨比率は1.11:1
・ファイルサイズは10MB以下
・JPG / JPEG / PNGのみアップロード可

アクションラベル(1つまで)

カード下部に表示するテキストリンクで、遷移先は下記の5つから選べる

・URL
・クーポン
・ショップカード
・リサーチ(LINE公式のアンケート)
・テキスト(押すとユーザー側から所定のテキストが送信される)

そんなイメージの活用に適した場面としては、以下が挙げられます。

  • SNS映え狙いの商品の訴求
  • 簡易的な商品カタログとして使用
  • アクションやもっと見るカードからECサイトへ誘導

カードタイプメッセージの使い方

ここからは、LINE公式アカウントのPC版管理画面(LINE Official Account Manager)における、カードタイプメッセージの使い方を紹介。その作成方法や配信方法について、実際の画面のスクリーンショット付きでお伝えしていきます。以下、詳しくみていきましょう。

カードタイプメッセージの作成方法

カードタイプメッセージの作成画面には、LINE Official Account Managerの画面左側サイドバー「カードタイプメッセージ」欄のクリックでアクセス可。実際の画面での位置は、以下のとおりです。

サイドバーの「カードタイプメッセージ」欄をクリックしてみると、下記のトップ画面が現れます。ここから「メッセージを作成」ボタンをクリックして、カードタイプメッセージの作成が可能です。

ボタンクリック後は、以下の作成画面が表示されます。ここでは下記の手順で、カードタイプメッセージが作成可能です。

  1. タイトル(プッシュ通知での表示内容)を入力
  2. カードタイプを選択
  3. 現れた編集画面から、カードを作り込む
  4. 任意でカードを追加する
  5. 「保存」をクリック

実際にタイトルを入力した後、カードタイプ欄の「選択」をクリックしてみると、下記の選択画面がポップアップ表示されます。今回は試しに、カードタイプ「プロダクト」を選んでみましょう。

プロダクトを選ぶと、以下のカード編集画面が表示されます。

この編集画面のうち、タグ欄からは以下のようなタグの設定が可能です。

そして、写真欄(A / B / C)をクリックすると、下記のとおり画像のアップロードが行えます。(タグを設定する場合は、左上が隠れてしまうので要注意)

その他、カード下部に表示される「アクション」についても任意で設定が可能です。(下図)

また、右上「もっと見るカードを追加」ボタンからは以下のとおり、末尾に表示されるリンク掲載用のもっと見るカードが設定できます。

以上、諸々の設定を済ませたカードタイプ「プロダクト」の編集画面は、以下のとおりです。

その他カードタイプの設定例もみていきましょう。まずは、カードタイプ「ロケーション」をどうぞ。

次に、カードタイプ「パーソン」は以下のとおりになります。

最後に、カードタイプ「イメージ」は下記のとおりです。

それぞれ、設定完了後は「保存」ボタンを押して、カードタイプメッセージを保存しましょう。

※なお、保存したカードタイプメッセージは、以下のトップ画面からいつでも編集が可能です。

カードタイプメッセージの配信方法

ここからは、作成・保存したカードタイプメッセージをユーザー(友だち)に向けて配信する方法をご紹介します。まずは、LINE Official Account Managerの画面左側サイドバー「メッセージを作成」をクリックしてみましょう。

すると以下のとおり、メッセージ配信の作成画面に移ります。

続いては、画面下部の吹き出し設定欄のうち、フォーマット一覧の右から4番目「カードタイプメッセージ」をクリックしましょう。(下図青枠)

すると、吹き出し設定欄の表示が切り替わって、「カードタイプメッセージを選択」という欄が現れるはずです。そちらもクリックしてみてください。

今度は以下のとおり、作成したカードタイプメッセージの一覧がポップアップ表示されます。

ここから任意のものを選んで、下図のとおり「配信」をクリックすれば、カードタイプメッセージの配信は完了です。

リッチメニュー×応答メッセージでの配信方法

リッチメニューと応答メッセージを活用すれば、配信枠の消費なしでカードタイプメッセージが送信可能。こちらは興味のあるユーザーに対してのみ配信ができ、1to1のチャット・無料通話の開始条件も満たせます。その方法を以下、駆け足でみていきましょう。

まずは、LINE公式のトーク画面下部に表示するリッチメニューの設定から。手順は割愛しますが、リッチメニューの作成画面を開いて画像等を設定していきます。

ここで重要なのは「アクション」の部分です。タイプを「テキスト」として、ユーザーがリッチメニューを押した際に任意のテキストが送信されるようにしておきましょう。(下図青枠)

続いては、応答メッセージの設定です。こちらも詳しい手順は省きますが、応答タイプを「キーワード応答」として、キーワードをリッチメニューで設定したテキストにします。そして、それに対する応答を任意のカードタイプメッセージとしましょう。(それぞれ、下図青枠)

あとは「利用開始」ボタンを押して設定完了。最後に、応答メッセージのトップ画面から、応答メッセージが有効かどうかだけ確認しておきましょう。

リッチメニューと応答メッセージが有効になっている状態で、スマートフォンからLINE公式のトーク画面にアクセスすると、以下のような画面が表示されるはずです。

ここで画面下部のリッチメニューをタップしてみると、ユーザー側からテキストが送信され、それに対応するカードタイプメッセージが返ってきます。(下図)

カードタイプメッセージの活用例

最後に、カードタイプメッセージの活用例について軽くご紹介します。

あいさつメッセージでの配信

友だち追加時に自動送信される「あいさつメッセージ」では、カードタイプメッセージも送信可。自社を代表する商品やサービスについて、視覚的にアピールができます。また、ショップカードやクーポンを同梱しておくことで、リピート率UPも狙えるかもしれません。

リッチメニュー×応答メッセージとの併用

友だち追加済みのユーザーに対しては、先述のリッチメニュー×応答メッセージとカードタイプメッセージの合わせ技が有効。こちらは興味を持ってくれたユーザーに対してのみ、配信枠の消費なしで1to1チャットの開始条件を満たしながら、情報提供が可能です。

絞り込み配信との併用

カードタイプメッセージは普段の配信にも使えます。特に、LINE公式備え付けの絞り込み配信やLINE拡張ツールでのセグメント配信との相性が抜群。こちらは興味関心の高いユーザーに対象を絞って、自社商品やサービスの説明・訴求が行えます。

まとめ

今回は、LINE公式アカウントのメッセージ配信におけるフォーマットのひとつ「カードタイプメッセージ」をご紹介しました。もう一度、振り返っていきましょう。

カードタイプメッセージは複数の画像付きカードからなるカルーセルで、紹介内容に応じてプロダクト / ロケーション / パーソン / イメージのカードタイプ4種が選べます。このカードタイプメッセージを配信に使うメリットは以下のとおりです。

  • 画像 / リンク / テキスト…etc.雑多な情報を整理して見せられる
  • 左右にスライドさせられるのでユーザーの目を惹きやすい
  • コンテンツ同士の比較がしやすい

カードタイプメッセージを使いこなせると、通常のテキストや画像以上の情報がわかりやすく伝えられるかもしれません。ぜひ、ご活用ください。

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