LINE公式アカウントからは、LINEアプリ内専用のスタンプカード「ショップカード」が発行可です。ショップカードは、BtoCなら業種問わずリピーター育成に貢献してくれます。
ただし同じBtoCでもサービス業と小売業とでは当然、ショップカードの活用法が変わってきます。
そこで今回は、店舗オーナー必見!LINE「ショップカード」の活用事例を紹介します。
目次
LINE「ショップカード」はBtoCマーケに効果抜群!
ビジネス向けのLINE公式アカウントには、LINEアプリ内でスタンプカード・スタンプ・特典が付与できる「ショップカード」機能が備わっています。
このLINEのショップカードはサービス業や小売業などなど、BtoC事業におけるマーケティングで大活躍!紙媒体のスタンプカードと比べて
- ユーザーからみて使い勝手が良い
- 発行・管理のコストが削減できる
- 柔軟なゴール設定ができる
- 利用状況の分析ができる
- 広報の窓口「LINE公式アカウント」の友だちが増やせる
→ショップカード利用には友だち登録が必須
などのメリットがあり、より効率的に販促が進められます。
今回はそんなLINEのショップカードの具体的な活用事例・シーンをお伝えしていきます。
LINE「ショップカード」の活用事例・シーン5選!
ここからは、LINEのショップカードの活用事例を紹介していきます。今回
- 美容室
- カフェ
- ベーカリーショップ
- フィットネスジム
- 温泉施設
での活用シーンです。サービス業から小売業まで、幅広い業種を網羅しております。
美容室
LINEのショップカードでは、満了時の特典として「割引券」や「無料引換券」といった各種クーポンが設定できます。
このクーポンを、1to1でサービスを提供する業種、例えば美容室で活用する場合は注意が必要です。
美容室で「全メニューが割引になるチケット」を特典に設定したとします。こちらは一見すると、効果のありそうな施策といえるのではないでしょうか。しかし、美容室の場合は
- 1日の接客数に限界を抱えた状態で客単価が低下、売り上げが悪化する
- 特典を受け取るリピーターは割引がなくても来店してくれる
などのケースが生じうるからです。
したがって美容室など1to1でサービス提供するケースで特典を設定する場合は、「オプションメニューの無料体験チケット」や「トリートメントの無料引換券」など客単価を保ちつつ、顧客体験が高められる内容にするのも一案です。
カフェ
カフェをはじめ店舗を経営するうえで、客足が遠のく「雨の日」は試練といえるでしょう。売り上げが落ちるだけでなく、特に飲食店の場合では、せっかく仕入れた食材が無駄になってしまいます。
しかし、LINEのショップカードをうまく活用すれば、このピンチがチャンスに変わるかもしれません。具体的には雨の日だけ付与するスタンプ数を増やすことで、客足が確保できるだけでなく
- ショップカードを受け取ってもらえる
- 友だち登録数が増やせる
- 雨の日と関連づけてカフェを覚えてもらえる
といったリピーター育成効果も期待できます。
パン屋・ベーカリーショップ
LINEのショップカードでは、カードを満了する度に新規配布する「ランクアップカード」が設定可です。満了までのスタンプ数や特典も自由に決められます。
このランクアップカードの具体的な活用法を、パン屋・ベーカリーショップの事例でみていきましょう。前提としてパン屋・ベーカリーショップでは、ショップカードの特典の差別化に難があります。なぜなら「パンの無料引換券or割引券」以外の選択肢が用意しづらいという点があるからです。
ここでランクアップカードを
- 周回を重ねるごとに、満了までのスタンプ数を増やす
- 周回を重ねるごとに、特典を豪華にしていく(例:割引券→パン1個引換券→パン2個引換券……)
と段階的に特典を豪華にしていくことで、友だち登録促進&リピーター育成が可能です。競合店への顧客流出が防ぐことができるかもしれません。
フィットネスジム
LINEのショップカードはフィットネスジムの客層と相性が抜群です!ランクアップカードや特典をうまく取り入れれば、顧客の求める「成長の実感」も演出可能です。
具体的な施策としては
- カードのランクを「IDパスケースの色」等で可視化する
- スタンプ数に応じてキャラクターが成長するゲームを実装する
- 特典でトレーニンググッズやプロテインを配布する
など、楽しみながら可視化できる内容がおすすめです。
温泉施設
若年層を狙った新規顧客開拓にも、LINEのショップカードは効果的です。「手荷物は少なめで、スマホを肩掛けする」「1日6時間以上スマホアプリを使う」といったZ世代の行動様式にマッチする販促が行えます。
この恩恵を受けられる施設の1つに温泉施設があります。温泉施設では、LINE公式アカウント&ショップカードを導入することで
- 紙のカードを好まない若年層もリピーターに育成できる
- LINE公式アカウントからイベント告知ができる
といった販促効果が狙えます。そのほか、特典に「サウナ割引券」「飲み物無料サービスクーポン」など各種インセンティブを設定することでさらなる相乗効果を狙えるかもしれません。
LINE「ショップカード」のかしこい使い方とは?
ここからは、どの業界でも通用するショップカードのかしこい使い方3点をお伝えしていきます。
初回ボーナスを付与する
LINEのショップカードは顧客に使ってもらって初めて意味をなします。なのですが、ショップカードの初回発行時には
- LINEアプリを開く
- LINE公式アカウントに友だち登録をする
- スタンプ付与用のQRコードを読み込む
といった煩雑な手順を顧客に踏んでもらわなくてはいけません。
そこでおすすめなのが、「初回ボーナスの付与」です。ショップカードの初回発行時におまけのスタンプを付与することで、友だち登録やショップカードに対する心理的ハードルが下げられます。
中間ゴールを置く
ショップカード満了までの道のりが長いと、よほど熱心なリピーターでない限り、顧客は途中で離脱してしまいます。そこで設定しておきたいのが、ショップカードの途中で特典を付与する「中間ゴール」です。適切な中間ゴールを置くことで、顧客のモチベーション低下・中だるみが防げます。
1周目のゴールはやさしめに設定する
1周目のショップカードは、満了までのスタンプ数を少なめにするのがベスト。ゴール設定をやさしめに設定することで、リピーター育成に欠かせない2度目・3度目の来店が促せます。
また「ショップカード満了」の達成経験による、リピーターの定着も図れる可能性があるといえるでしょう。
複数店舗なら、独自ショップカード搭載の「COMSBI」がおすすめ!
弊社・株式会社ソニックムーブが送るLINEマーケ用SaaS「COMSBI」は、LINEのショップカードを拡張した、独自の「スタンプカード機能」を備えています。特に、リスト型のスタンプカードは買い回りにもご利用いただけます。
さらに、複数のスタンプカードを同時実行可能。「通常のスタンプカードに加え、キャンペーン用にスタンプラリーを実施したい」というような運用方法も対応可能です。
そのほか「複数のLINE公式アカウントについて、一括管理と個別管理が権限別で行える」などなど、スタンプカード以外の強みもあるため、複数店舗や複合商業施設を抱える企業様のLINEマーケに最適です。
まとめ
今回はLINE公式アカウントの「ショップカード」について、具体的な活用事例・シーンをご紹介しました。
このショップカードはBtoC事業の販促で大活躍!具体的には、紙媒体のスタンプカード比で……
- ユーザーからみて使い勝手が良い
- 発行・管理のコストが削減できる
- 柔軟なゴール設定ができる
- 利用状況の分析ができる
- 広報の窓口「LINE公式アカウント」の友だちが増やせる
といった強みをもっていました。サービス業から小売業まで、リピート率UPに貢献してくれること間違いなしです。
弊社のLINEマーケ用SaaS・COMSBIでは、そんなショップカードを拡張した「スタンプカード機能」をご用意しています。こちらは複数店舗や複合商業施設を抱える企業様に強くおすすめです。気になったお客様はぜひ一度、お気軽にご相談ください。