LINE公式アカウントはチャット機能やGoogleフォーム、拡張ツールを使用することで申し込み・予約受付用の「フォーム」としても使えるため、受付業務の効率化や脱紙媒体を目指したい場合に最適です。
今回はLINE公式アカウントを使ったフォームを解説します。
目次
LINE公式で「フォーム」を利用する方法は3つ
LINE公式アカウント(LINE公式)は申し込みや予約、登録受付用の「フォーム」としても使えます。
LINE公式自体に備え付けのフォーム機能はありませんが、チャット機能やGoogleフォーム等で代用が可能。提出者の管理もチャット機能の「タグ(チャットタグ)」から行えて、各種申し込みの受付や管理で脱紙媒体・業務効率化が目指せます。
また、外付けでLINE公式の機能を強化できる「拡張ツール」のなかには、フォーム機能を備えているものも存在します。弊社の拡張ツール「COMSBI」もその一つで、フォームの受付からチャットタグへの反映まで自動化が可能です。
以上をまとめると、LINE公式でフォームを提供する方法は下記の3通りです。
- LINE公式のチャット機能でフォームを代用する方法
- LINE公式とGoogleフォームなどフォームサービスを併用する方法
- 拡張ツールのフォーム機能を使う方法
LINE公式の「チャット」でフォームを代用する方法
先述のとおり、素のLINE公式はフォーム機能を備えていません。したがって、他の機能で代用する必要があります。
一応、LINE公式はアンケートフォームを作れるリサーチ機能を備えているのですが、こちらは匿名制。提出者一人ひとりを識別して管理するには、チャット機能のメッセージで申し込みを受け付けて、タグで管理を行う必要があります。
このチャット機能でフォームを代用する方法は手軽ですが、下記のようなデメリットも存在します。したがって、参加者が十数人単位までの場合にのみおすすめです。
- ユーザー側からチャットを始めてもらう必要がある
- タグやスプレッドシートの手動管理を要する
- 定員や申込み順の管理が難しい
- 対応漏れのリスクが高い
- 作成できるタグが最大200個までのため、細かな管理ができない
以下、LINE公式のチャット機能でフォームを代用する方法について紹介します。
チャットタグの用意
フォームを提出してくれた人にチャット機能のタグ(チャットタグ)を付与することで、申し込みの管理が可能。ここでは、そんなチャットタグの作り方をみていきましょう。
手始めに、LINE公式のPC版管理画面(LINE Official Account Manager)のホームから、「チャット」をクリックします。(下図)
すると、別タブでチャットの管理画面が表示されますので、そこからチャット設定の「タグ」をクリックしてみてください。(下図)
下図のとおり、タグの設定画面が表示されます。ここから「+作成」をクリックすることで、チャットタグが作成可能です。(下図)
「+作成」をクリックすると、下図のようなポップアップが現れます。テキストボックスに任意のタグ名を入力しましょう。
最後に、ポップアップ右下の「保存」をクリックすれば、チャットタグが完成します。(下図)
ちなみに、作ったチャットタグはチャット設定の「タグ」をクリックした設定画面で、いつでも編集・削除が可能です。
チャットの管理
ここからは、フォーム(の代わりのメッセージ)を提出したユーザーをチャットタグで管理する方法についても、お伝えします。
まずは、ユーザーからのフォームが届きましたので、チャットを開いてみましょう。するとチャット画面の右端に「+タグを追加」ボタンがあるので、フォーム提出済みのユーザーに対して、識別用のチャットタグの付与が可能です。(下図)
ここで「+タグを追加」ボタンをクリックすると、ポップアップ画面から任意のチャットタグが付与できます。(下図)
チャットタグをクリックで選択した後は、右下の「保存ボタン」をクリックして、付与が完了します。(下図)
ちなみに、付与したチャットタグの確認・変更は、下図青枠部分のクリックで可能です。
LINE公式とGoogleフォームなどフォームサービスを併用する方法
LINE公式でのフォームの受付は、チャット以外に「Googleフォーム」など各種フォームサービスでも代用が可能です。
たとえば、Googleフォームなら
- URLでの共有に対応している
- 選択から自由記述まで、様々な回答形式が設定できる
- 提出時にLINE公式へ通知が届くようにできる
(Messaging APIとGoogleAppsScriptの知識が必要)
など、完全無料で使えるなどさまざまな機能があります。
「COMSBI」ならフォームが標準装備
弊社・株式会社ソニックムーブのLINE公式用の拡張ツール「COMSBI」は、独自のフォーム機能があります。COMSBIのフォームでは以下のようなことが可能です。
- フォームの管理自動化
- ユーザー一人ひとりを識別してのフォームの配信・管理
- フォームの回答内容に基づくセグメント配信
- フォームに対するインセンティブ付与の自動化
弊社のCOMSBIはそのほかにも、複数アカウント・店舗の管理機能や独自の会員カード機能、スタンプラリー機能等も備えています。商業施設やチェーン店等、大規模なビジネスでLINEマーケをご検討中の方におすすめです。
LINE公式によるフォームが活躍する場面
最後にLINE公式(+Googleフォームや拡張ツール)を使ったフォームが活躍できる場面についてもご紹介します。
参加予約
LINE公式を使ったフォームは、各種イベントの参加予約にうってつけ。イベントが小規模な場合はLINE公式単体で、大規模な場合はGoogleフォームや拡張ツールを駆使して、受付・管理の効率化が図れます。
商品予約
LINE公式によるフォームは、商品予約でも大活躍。メッセージ配信による新商品の告知からフォームでの予約受付までが、LINE公式一本で完結させられます。また、予約制とすることで、発注・在庫管理の最適化も目指せそうです。
会員登録
LINE公式と並行してCOMSBI等の拡張ツールをご活用いただく場合、フォームに記入した内容をもとに会員登録が行えます。こちらはユーザー管理の効率化のほか、セグメント配信の最適化まで実現が可能です。
画像投稿キャンペーン
COMSBIでは、フォームに画像添付の欄が設けられます。こちらでは、ユーザー側からレシート画像を投稿してもらう「レシートキャンペーン」等の各種画像投稿キャンペーンが可能です。
まとめ
今回はLINE公式を使ったフォームについて、提供方法や活用シーンをお伝えしました。
LINE公式でフォームを提供する方法については、以下の3種類があります。それぞれ、イベントの規模感に応じて選ぶとよいでしょう。
- LINE公式のチャット機能でフォームを代用する方法
- LINE公式とGoogleフォームを併用する方法
- 拡張ツールのフォーム機能を使う方法
ちなみにご紹介したとおり、弊社のCOMSBIならフォームの受付・管理からその後の配信まで、業務効率化が目指せます。ご興味がおありでしたらぜひ一度、お気軽にご相談ください。