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LINE公式でアンケートを無料で簡単に実施する方法 リサーチ機能の使い方とコツを紹介

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LINE公式でアンケートを無料で簡単に実施する方法 リサーチ機能の使い方とコツを紹介

LINE公式アカウントは、ユーザー向けにアンケートを実施できる「リサーチ」機能を完備しています。こちらでは追加料金なしで、アンケートの作成・配信・集計が可能。各施策の改善に役立てていただけます。

今回は、そんなLINE公式アカウントのリサーチ機能を徹底解説。できること・注意点・Tipsのほか、実際の使い方も画像付きでわかりやすくお伝えしていきます。「顧客のフィードバックを効率的に集めたい」方は必見です。

LINE公式でアンケート!リサーチ機能とは?

まずは、LINE公式アカウント(LINE公式)でアンケートが行える「リサーチ」機能について概要を紹介。似た名前の別サービス「LINEリサーチ」との違いも含めて以下、みていきましょう。

「リサーチ」機能の概要

LINE公式のPC版管理画面(Line Official Account Manager)には、ユーザー向けにアンケートを作成・配信できる「リサーチ」機能が備わっています。こちらは完全無料で使えて、Excel上での集計・分析が可能。紙のアンケート以上に、施策改善へと役立てていただけます。

「LINEリサーチ」との違い

LINE公式のリサーチ機能とよく似た名前で、同じくアンケートが実施できる「LINEリサーチ」というサービスがありますが、こちらは全くの別物。LINEリサーチは、LINEヤフー株式会社が抱えるモニターを対象とする有料(9,800円〜)のアンケートサービスになります。このLINEリサーチはおもに、大企業向けです。

LINE公式でのアンケートでできること

LINE公式のリサーチ機能では下記のとおり、ユーザーに向けたアンケートの作成・配信・振り返りが可能です。

  • アンケートの作成
    • デフォルトの質問設置(性別 / 年齢 / 居住地を任意で設置可)
    • 任意の質問設置(最大7個まで設置可、原則は単一回答or複数回答の選択式)
      →認証済アカウント限定で自由回答式も設置可
  • アンケートの配信
    •  通常のメッセージ配信
    • 絞り込み配信
    • ステップ配信
    • 応答メッセージ
    • リッチメニュー(応答メッセージ+テキスト形式のリッチメニュー)
    • LINE VOOMへの投稿
  • アンケート結果のダウンロード(Excel形式)

また、通常のアンケートとは別に、ユーザー向けの「アカウント満足度調査」も可能。メッセージ通数の枠消費なしで、LINEアカウントに対する10段階の満足度を集計できます。

LINE公式でのアンケートの注意点

LINE公式のリサーチ機能では下記のとおり、仕様上できないことがあります。とくに、結果のダウンロードに関する制約が多く、アンケート以外の使い方は原則できません。

  • アンケート作成時
    • 「自由回答」の質問を設定できるのは認証済アカウント限定
  • アンケート結果ダウンロード時
    • 結果のダウンロードには20人以上の回答者が必要
    • リサーチ期間中、結果の閲覧は不可
    • アンケートは匿名制
    • ダウンロードできる回答数は50,000件まで
  • その他
    • アンケート結果による絞り込み配信は不可
    • アカウント満足度調査が実施できるのは90日に一回だけ

LINE公式でのアンケート実施方法

ここからは、LINE公式のリサーチ機能の使い方を徹底解説。実際の管理画面をお見せしながら、アンケート実施までの手順をお伝えしていきます。では早速、リサーチ機能の画面への移り方からみていきましょう。

リサーチ機能への移り方

ここでは、PC版管理画面(Line Official Account Manager)での、リサーチ機能への移り方をご紹介します。手始めに、PC(Windows / Mac)のブラウザで以下のリンクにアクセス&ログインしてください。

ログイン画面:LINE Business ID

ログインに成功すると、以下のようなホーム画面が表示されるはずです。そこから、画面左側サイドバーの「ツール」下部にある「リサーチ」をクリックしてみてください。(下図青枠)

すると、初回起動時のみ下記のトップ画面が表示されます。ここから緑色のボタン「リサーチを作成」をクリックすることで、新規リサーチ(アンケート)が作成可能です。

ちなみに、過去にリサーチを実施している場合は以下のトップ画面が表示されます。こちらも緑色のボタン「作成」から新規リサーチが作れます。

リサーチの作り方

先ほどのトップ画面で緑色のボタン「作成」を押すと、リサーチの作成画面に移れます。この作成画面で設定できる項目は下記のとおり。ここからは、各項目での設定のやり方をお伝えしていきます。

  • 1ページ目
    • 基本設定
    • 紹介ページ設定
    • サンクスページ設定
  • 2ページ目
    • 質問設定
    • 自由形式

まず、1ページ目の冒頭「基本設定」では、下記についての設定を行なっていきます。こちらはすべて設定が必須となっておりますので、抜け漏れなく埋めてしまいましょう。

  • リサーチ名(リサーチの題名)
  • リサーチ期間
  • メイン画像(リサーチの表紙に当たる部分)
  • リサーチの説明文
  • 公開範囲(友だちのみorすべてのLINEユーザーが指定可)

設定を埋めた後の画面は下図のとおりです。

続いては「紹介ページ設定」から、ユーザーがアンケートを開いてすぐの画面を作り込んでいきます。こちらでは、下記が設定可能です。

  • アイコン(テンプレートから選択)
  • トップページの画像
  • お問い合わせ先
  • ユーザーの同意

設定を終えた画面は、下図のようになります。

今度は、回答後のお礼の表示場所にあたる「サンクスページ設定」も、下記のとおり行います。

  • 回答者へのお礼(お礼なしor任意のクーポンが設定可)
  • お礼のメッセージ(必須 / 100文字まで)

設定後の画面は下図のとおり。緑色のボタン「次へ」をクリックして、2ページ目に移りましょう。

リサーチ作成画面の2ページ目に移ると、最上部に「質問設定」の項目が出ています。こちらからは下記のとおり、基本の属性情報について、選択式の質問が設置できます。

  • 性別
  • 年齢
  • 居住地

ちなみに、各質問の有無は任意。下図のとおり、自分で選択肢を作ることも可能です。

続いては、「自由形式」の欄から任意の質問も用意していきましょう。(下図)

今お見せした画面からは、以下についての設定が可能です。

    • 選択:単一回答or複数回答の選択
    • 質問 / 選択肢:表示される文章
  • 画像:質問・選択肢の画像
  • +質問を追加:Q2以降の追加(Q7まで設置可)
  • +選択肢を追加:選択肢3以降の追加(選択肢10まで設置可)
  • 右上のボタン:左から、複製 / 前方移動 / 後方移動 / 削除

設定後の画面は、下図のとおりになります。

あとは、記入内容を見直して緑色のボタン「保存」をクリックすればリサーチの完成です。完成後は下図のとおり、トップ画面に作成したリサーチが表示されます。

さて、次項からは作ったリサーチをユーザーに配信する方法もみていきましょう。

リサーチの配信方法

作ったリサーチは、各種メッセージ配信を通してユーザーに公開できます。今回は、リサーチをメッセージ配信の吹き出しに設定する方法だけみていきましょう。(メッセージ配信の詳しい方法は割愛します)

各種メッセージ配信の設定画面には、下図のような吹き出しの設定欄があるはずです。こちらで青枠のとおり、「リサーチ」「リサーチを選択」の順にクリックしてみましょう。

すると下図のとおり、ポップアップが出てきて、配信できるリサーチが一覧表示されます。

こちらで配信したいリサーチを選ぶと下図のとおり、吹き出しにリサーチが設定可能です。

あとは諸々の設定後、「配信」をクリックすれば、リサーチが配信されます。

スマートフォンでの見え方

ここでは、配信先・スマートフォンからのリサーチの見え方もご紹介します。まず、トークルームでの見え方は下図のとおりです。

ここから「回答する」をクリックすると、下図の紹介ページが表示されます。

ここで「同意して参加する」をクリックすると、各質問への回答が可能です。

ちなみに、選択肢の単一回答と複数回答は下図のように表示されます。

アカウント満足度調査の方法

最後に、LINE公式でのアカウント満足度調査の方法もご紹介します。

まずは、リサーチのトップ画面からサイドバー「アカウント満足度調査」をクリックしてみましょう。すると、初回限定で下図のような画面が表示されるはずです。

ここで「上記の内容に同意する」をチェックしてから「アカウント満足度調査を利用する」をクリックすると、下図のトップ画面に移れます。

あとは、緑色のボタン「アカウント満足度調査を実施する」をクリックすれば、下図のとおり配信が可能です。

ちなみに配信後、トークルームでは下図のようにアカウント満足度調査が表示されます。

LINE公式でのアンケートのコツ

LINE公式・リサーチ機能でのアンケートについては、下記のコツを押さえることで参加率・費用対効果UPが狙えます。

  • 参加率UPのコツ
    • 設問数・回答時間目安を冒頭に記載する
    • 回答期限を短めに設定する
    • サンクスページでクーポンを配布する
  • コストカットのコツ
    • 絞り込み配信を活用する
    • リッチメニュー(+応答メッセージ)を活用する

定期的にアンケートを実施して、施策の改善に役立てましょう。

LINE公式でのアンケートが捗る「COMSBI」とは?

弊社・株式会社ソニックムーブのLINEマーケ用SaaS「COMSBI」では、LINE公式+αの機能を提供しています。アンケート(フォーム機能)についても下記のとおり、LINE公式のリサーチ機能+αのことが可能です。

  • ユーザー一人ひとりを識別しての集計
  • アンケートへの回答を条件としたセグメント配信
  • アンケート未回答者に対するリッチメニューのロック

「LINEマーケにアンケートをフル活用したい」とお考えの方はぜひ、弊社にご相談ください。

まとめ

今回はLINE公式アカウントでアンケートが行える「リサーチ」機能をご紹介しました。リサーチ機能では、下記が無料で実施可能。うまく活用いただけると、施策の改善に役立てられるかもしれません。

  • アンケートの作成
  • アンケートの配信
  • アンケート結果のダウンロード

ちなみに、アンケートは弊社のLINEマーケ用SaaS「COMSBI」でも可能。こちらでは「セグメント配信への反映」や「回答者の識別」等、LINE公式のリサーチ機能+αのことが行えます。LINEマーケでアンケートをフル活用したい方はぜひ一度、弊社にご相談ください。

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