住宅・不動産、金融保険、人材紹介など、営業マンがいる組織において、セミナー開催は重要なマーケティング施策のひとつですが、企画・集客・当日運営・申込者へのフォローなど、やるべきことはたくさんあります。今回は、特にBtoCに特化してセミナー経由の引き合い、受注を増やすための企画・集客・開催後フォローまでのやり方を10ケ条にしてご紹介します。
セミナー集客にお困りのマーケティング担当者の方にオススメの内容になっていますので、ぜひご参考ください。
ターゲットを明確にすることは、1丁目1番地といっていいほど重要です。業界、担当者の職種、役職者向けか一般向けか、検討フェーズは深い人向けか浅い人向けか、などターゲットによりセミナー内容が変わってくるので、まずは明確にしましょう。
もちろん自社の商品を購入してもらうことがゴールになりますが、セミナー参加者は、必ずしも、自社の商品についての話を聞きたい訳ではなく、自分たちの課題解決に繋がる内容を期待してセミナーに参加しています。参加者の検討フェーズに合わせて、検討フェーズが浅い人向けには業界のトレンドや課題の明確化と解決策の提示、検討が進んでいる人向けには具体的な解決策(サービス紹介含む)を提示するような内容にしましょう。
ターゲットとセミナー内容が決まったら、タイトルを決めていきます。ターゲットに伝わりやすい言葉で、曖昧な表現は避けて具体的なタイトルをつけましょう。
セミナーの企画が決まったら、開催日時、当日のオペレーションを決めていきます。
セミナーをいつ行うかも重要です。ターゲットが空いている時間帯を選んで開催するようにしましょう。
下記は、弊社ソニックムーブで以前開催したセミナーで取得した「セミナー時間帯が参加しやすいか」のアンケート結果ですが、この際は夜(18~21時)が最も参加しやすい時間帯であるという結果になりました。
ターゲットが土日が休みであれば土日に開催した方が良いでしょうし、日中に忙しい職種の場合は夜に開催するなどして参加者が集まりやすい環境を整えましょう。
コロナウイルス感染拡大以降は、対面でのセミナーが少なくなりましたが、オフラインでセミナーを開催する場合は、募集人数に応じて、密にならないような広さの部屋を確保しましょう。
オンライン配信を行う場合も配信用の部屋が必要になりますし、PCなどの配信端末、カメラ・マイク、Zoomなどの配信システムなどを用意して、事前に本番と同じ環境でテストなどを行うようにしましょう。
自宅やオフィスの外が工事中で騒音がする、部屋が狭くて声がこもるなどのトラブルが発生するケースもありますので、事前テストは徹底しましょう。
次回以降、セミナーを開催する場合の参考となるように、参加者の方にアンケートをとるようにしましょう。特にオンラインセミナーの場合は、参加者の方のリアクションが見えづらいため、参加後のアンケートで振り返りのための材料を集めましょう。
セミナー内容が決まったら、申込みを受け付ける募集ページを作成しましょう。
募集ページは、セミナー応募を受け付けるために重要な窓口です。おしゃれなビジュアルであることよりも、誰向けのセミナーなのか、どんなことを学べるのかが、一目で伝わるように作成しましょう。応募ページの分かりやすさで、応募率は2~3倍の開きができるケースもあります。
ファーストビューに表示される画像には、
- セミナータイトル
- セミナー開催日時
- セミナー登壇者
などを入れておくと良いでしょう。
募集ページには、登壇者の顔写真、経歴などのプロフィール情報を入れるようにしましょう。登壇者の「顔」が見えないと、応募ページからの離脱率が高まる傾向にあります。
募集ページには、登壇者の顔写真、経歴などのプロフィール情報を入れるようにしましょう。登壇者の「顔」が見えないと、応募ページからの離脱率が高まる傾向にあります。
規模の大きなセミナーだと集客が大変です。すでにハウスリストがある場合は、メルマガを配信して集客を行いつつ、あらゆる方法を使って露出を増やしましょう。
セミナーの募集人数によって変動しますが、50名程度のセミナーであれば2週間前から、100~500名程度のセミナーやイベントであれば4週間前から集客を開始しましょう。集客が直前になってしまうと見込み客の予定がすでに埋まっており、また、あまり早く集客してしまうと当日の出席率が低くなってしまうため、集客人数に応じて、2~4週間前を目安に集客を開始するといいでしょう。
セミナーを告知を行う際は、どれだけ多くの見込み客、潜在客にPRできるかが重要です。BtoC向けの主な集客経路は下記などでしょう。
セミナーに実際に参加するまでの、参加者側のプロセスは、「告知」→「応募ページアクセス→「応募」→「参加」→「商談」という順序であり、それぞれの過程でいかに離脱を防ぐかが重要です。
セミナー開催数日前に、メールやLINEなどでリマインド配信を行ったり、電話で参加確認をするようにしましょう。電話確認を行うことでセミナー参加率は大きく改善されます。
セミナー会場でも、参加者の方に挨拶をするようにしましょう。すべての参加者をフォローするのは難しいので、事前情報で可能な範囲で対応の優先順位を決めておきましょう。また、セミナー後に話をする約束を取り付けるなども良いでしょう。
セミナー終了後には、簡単な挨拶と、現状の課題や希望などをヒアリングするようにしましょう。後日フォローすることももちろん重要ですが、セミナーを聞いて興味が高まったタイミングがヒアリングを行うタイミングとして良いでしょうか。
翌日以降にフォローを行う際も、期間を開けずに出来るだけ早めにアプローチするようにしましょう。期間を開けると関心度が下がり、商談化率が下がってしまいます。アンケート結果や当日フォローの内容に応じて、優先順位をつけて迅速に対応しましょう。
セミナー担当者の悩み、、、たくさんありますが、そのうちの一つが予約管理という方もいらっしゃるでしょう。
応募管理やフォローを自動化しよう
セミナー応募者リストを作って、リマインドをして、御礼メッセージを送って、その後もフォローして、、かと思えば、次回のセミナーを企画していて、なかなか手が回らない方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、セミナー予約管理ツール「イベントできる君」です。イベントできる君は、LINE公式アカウントと連携して、LINE上で、セミナーの予約受付、リマインド配信、御礼メッセージ配信などを行うことができ、これらを全て自動化することが可能です。
まさにLINE版のマーケティングオートメーションツールです。
CVRを改善できる
下記画像は、イベントできる君と連携しているLINE公式アカウントのUIイメージです。LINE上で告知〜予約受付(決済も)が可能なため、参加者にとっても応募のハードルが非常に低く、応募率が高まります。
参加者フォローも簡単
イベント応募者は、イベント毎に自動的にリスト化されるため、各リスト毎にLINEからメッセージを配信することができます。また、LINEで参加後アンケートを行い、その結果をもとにセグメント配信を行うこともできるため、顧客の課題や希望に応じたセグメント配信を行うことも可能です。
マーケティングの基本中の基本ですが、セミナー開催により母集団を形成し、その母集団との適切な頻度で接触回数を保つことができれば、商談数はもちろんのこと、受注数が伸びていきます。
さらに「イベントできる君」を活用すれば、セミナーの予約管理〜フォローまでのプロセスを自動化できるようになるため、セミナーの回数を増やしたり、企画を詰めるのに時間を割けるようになるでしょう。ぜひ活用してみてください!
イベントできる君のサービスについて
イベントできる君は、2020年10月現在、初期費用無料、月額2980円からご利用可能です。詳細は下記のサービスサイトをご参照ください。
イベントできる君 サービスサイト
https://event.comsbi.com/