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LINEミニアプリとLINE拡張ツールの違いを紹介 機能・導入方法など7点

LINEミニアプリLINE拡張ツールはともに、LINE経由で顧客との接点を構築できるソリューションです。両者は共通点も多いのですが、機能や導入方法に違いがあり、それぞれ適する活用シーンが異なります。

今回は、こちらのLINEミニアプリとLINE拡張ツールについて、両者の違いを紹介します。

「LINEミニアプリ」とは?

「LINEミニアプリ」とは、LINEのプラットフォーム上で顧客にサービスを提供できるミニアプリ(アプリ内で稼働するアプリ)の総称です。端末へのインストールが必要な「ネイティブアプリ」や使用時にログインが必要な「ウェブアプリ」とは異なる、独自の強み(下記)を提供します。

「LINE拡張ツール」とは?

同じく、LINEアプリでのBtoCアプローチを提供するものとして、「LINE拡張ツール」が存在します。つながったLINEユーザーに配信・リピート施策ができる「LINE公式アカウント」を、さらに強化する外付けのSaaSで以下の特徴を備えています。

LINEミニアプリとLINE拡張ツールの違い6点

ここでは、同じく「LINEアプリから顧客にアプローチできるソリューション」である、LINEミニアプリとLINE拡張ツールの違いを6点紹介します。

基本的な機能

LINEミニアプリとLINE拡張ツールでは運用目的(活用シーン)の違いにより、軸足を置く機能が異なります。

まず、顧客向けのサービスを主な運用目的とするLINEミニアプリでは、以下のような機能が実装・提供可能です。

対して、顧客とのコミュニケーション・販促が主体のLINE拡張ツールの場合は、下記の機能が使えます。
(図は弊社のLINE拡張ツール「COMSBI」のもの)

※LINE拡張ツールのなかには、デジタル会員証や予約システム等、LINEミニアプリに相当する機能を備えているものも存在します。

配信関係の機能

LINEミニアプリとLINE拡張ツールはともに、LINEユーザーに対する配信機能を備えています。ただ、それぞれで配信できる内容は大きく異なります。

まず、LINEミニアプリでは「サービスメッセージ」が利用可。こちらは「ポイント期限切れの通知」や「購入確認」等をユーザーへの通知目的で配信できるものとなっていて、下記の制約を受ける点が特徴です。

対して、LINE拡張ツールではLINE公式アカウントのメッセージ配信を拡張した、高度な配信機能が利用できます。こちらの内容はプロダクトごとに異なりますが、基本的には下記のようなことが可能です。

導入方法

導入方法については、LINEミニアプリとLINE拡張ツールで共通する点と異なる点が存在します。

まず、両者で共通するのは「ベンダーから既製のプロダクトとして導入できる」点です。基本的にLINE拡張ツールはベンダーの既製品を導入しますが、LINEミニアプリについてもベンダー各社から既製のパッケージがリリースされていて、開発不要で導入ができます。

一方で、LINEミニアプリについては「自社または委託でオリジナルのアプリを開発できる」ことが、LINE拡張ツールとの相違点です。

導入・運用コスト

LINEミニアプリとLINE拡張ツールでは下表のとおり、導入・運用コストの内訳が異なります。

 

LINEミニアプリ(パッケージ)

LINEミニアプリ(自社 / 委託開発)

LINE拡張ツール

導入コストの内訳

パッケージの導入料金

開発コスト

拡張ツールの導入料金

運用コストの内訳

パッケージの月額料金

運用・保守コスト

拡張ツールの月額料金
 +
LINE公式アカウントのプラン別料金

カスタマイズ性

機能・UIのカスタマイズ性については、LINEミニアプリがより秀でています。LINE公式アカウントの機能・UIの制約を引き継ぐLINE拡張ツールに対し、LINEミニアプリではLIFFブラウザの枠組み内で任意の機能・UIが実現可能です。

ブロックの影響

LINEミニアプリ・LINE拡張ツールはともに、LINE公式アカウントと紐づけて運用ができます。その両者について、LINE公式アカウント関連で異なる点は「ユーザーからのブロック時に受ける影響」です。

まず、LINE拡張ツールについては通常のLINE公式アカウント同様に、こちらをブロックしているユーザーに対しての配信が行えません。(通知メッセージ導入時は例外)

対して、LINEミニアプリではこちらをブロック中のユーザーに対しても、サービスメッセージ経由でアプローチが可能。LINE公式アカウントとの併用で、ブロックによる影響の軽減が図れます。

LINEミニアプリ・LINE拡張ツール・その他ツールの比較早見表

ここでは、顧客へのアプローチを共通の運用目的とする「LINE公式アカウント」「LINE拡張ツール」「LINEミニアプリ」「自社アプリ」について、比較表をお見せします。

 

LINE公式アカウント

LINE拡張ツール

LINEミニアプリ

自社アプリ

強み

・低コストで基本の顧客管理を実現
・LINE活用によるユーザビリティ

・きめ細かな顧客管理を実現
・LINE活用によるユーザビリティ

・サービス提供により顧客の定着を促進
・LINE活用によるユーザビリティ

・サービス提供により顧客の定着を促進
・自社媒体活用による無制限の囲い込み

機能とカスタマイズ性

中〜高

ユーザーへのアプローチ

・配信(販促含む)
ショップカード
・クーポン

LINE公式アカウント準拠の機能
 +
高度な分析・セグメント機能
(LINEミニアプリ相当の機能も実装可)

・アプリ自体のサービス
・通知

・アプリ自体のサービス
・通知

導入・運用コスト

中〜高
(パッケージを活用する場合はコストカットが可能)


(iOS版・Android版両方のコストが必要)

取得できるデータ

・配信・各施策への大まかな反応
(総数・みなし属性のみ確認可)

・配信・各施策への反応
・LINEのユーザーID
・LINE Profile+の情報
(氏名 / 性別 / 誕生日 / 住所 / 電話番号)
・その他属性
・行動データ
・利用状況
・(POSレジとの連携で)購買データ 等

・アプリの利用状況
・LINEのユーザーID
・LINE Profile+の情報
(氏名 / 性別 / 誕生日 / 住所 / 電話番号)
・その他属性
・行動データ
・(POSレジとの連携で)購買データ 等

・アプリの利用状況
・メールアドレス
・基本的な個人情報(氏名 / 性別 / 誕生日 / 住所 / 電話番号)
・その他属性
・行動データ
・(POSレジとの連携で)購買データ 等

ユーザーとのつながりやすさ


(ブロックの影響大)

中〜高


(アプリダウンロード・ログインが必要)

まとめ

今回は、同じくLINEアプリを媒体とする、「LINEミニアプリ」と「LINE拡張ツール」の違いについて紹介しました。両者は共通項をもちながらも、提供するコアの機能が異なります。
LINEミニアプリは「サービス提供」、LINE拡張ツールは「コミュニケーション・販促」を主軸とした仕組みです。

どちらがよりフィットするかお悩みの際も、両方に対応できる弊社が最適なプランをご一緒に検討いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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