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スーパーやドラッグストアでLINE公式アカウントを活用 どんな効果が見込める?

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店舗でLINEを利用し、売上アップと経費削減を実現

スーパーやドラッグストアにおいては、集客アップを図るためにLINE公式アカウントの利用を検討している店舗もあることでしょう。

しかし、LINE公式アカウントを初めて利用する場合「どのような効果が見込めるのかをあらかじめ見極めておきたい」と考えるのが自然な流れではないでしょうか。

LINE公式アカウントを店舗で活用することによって、来店者数の増加による売上アップが見込めるほか、広告費用などの削減によって経費の削減も期待できます。

新聞折込費用など、各種の経費を削減

スーパーなどの店舗においてLINE公式アカウントを導入するメリットは、新聞折込をはじめとしてさまざまな経費を削減できる点です。

最近の傾向として、新聞購読者が減少していることがあげられますが、新聞購読者の数が少なくなるほど、折込チラシによる集客効果は低くなります。

しかも、折込チラシを制作するためには一定の費用がかかりますが、新聞購読者が少なければ広告費をかけているにもかかわらず広告を見て買い物に来る人が少なくなるため、折込チラシによる費用対効果が低くなってしまいます。

その点、折込チラシの内容をLINEに配信することができれば、新聞をとっていない消費者に対してもチラシを配信することができます。

また、消費者の立場でみた場合、通常であれば折込チラシを手に入れるには毎月の新聞代がかかることになりますが、LINEに友だち登録をしていれば無料で折込チラシを見ることが可能となります。

LINE公式ブログにおいては、青森県を中心としてスーパーやドラッグストアを展開している紅屋商事がLINE公式アカウントを導入したことについて紹介されていますが、LINEを導入したことで新聞広告費を抑えられたことについても触れています。

チラシ1回につき200~300万円の費用がかかるのに対し、一般的に新聞折込での集客は部数に対して0.2~0.3%のご来店といわれています。(中略)LINE@の導入により新聞折込費を4~5%削減することができ、売上高も昨年同月比で102%を達成することができました。
(引用:LINE公式ブログ)

新聞購読者の減少は時代の流れといえますが、LINEの利用が一般化しているという時代の流れをとらえることによって、集客を図ることは十分に可能といえます。

友だち登録者を増やすための工夫は?

LINE公式アカウントを活用して店舗への集客を図り、売上アップを目指すためにはLINEの友だち登録者数を増やすことが基本となります。

スーパーなどにおいてLINE公式アカウントの友だちを増やすための方法としては、店内にLINEに関することが記載された販促物を掲示することがあげられます。

販促物には、POP広告やポスター、リーフレットなど店内に掲示するもののほか、屋外向けの販促物としては垂れ幕などがあります。

LINE公式アカウントに関する内容が記載された販促物を掲示する場所としては、消費者の足が止まる場所が有効です。さらに、販促物を掲示する高さを消費者の目線に合わせることでより一層効果が高まります。

適度な高さに販促物が掲示されていることで、LINEのQRコードを登録しやすくなるため、結果として友だち登録者数の増加が見込めます。

そのほか、SNS上で拡散されることによって、LINE公式アカウントの投稿を見た人が友だち登録する可能性が高まります。LINEでは投稿に対して「いいね」を押すと、基本的に自分の友だちに対してその投稿がシェアされる仕組みです。

さらに、Twitterなど、他のSNSにLINE公式アカウントについての投稿が行われれば、より多くの人たちに伝わる形となります。

LINE公式アカウントをSNS上においてできるだけ拡散させるためには、投稿の内容を魅力的なものにすることが基本です。思わず「いいね」を押したくなる内容の投稿を目指しましょう。

参加型企画を実施して自社のファンを増やす

スーパーなどにおいてLINE公式アカウントの効果を高める方法として、参加型企画を立ち上げてLINEの登録者に通知する方法があります。

スーパーを日頃から利用している消費者が、買い物することに加えて参加型企画を楽しむことができれば、普段利用しているスーパーがより身近に感じられ、店舗のファンになることが見込まれます。

スーパーの「ベニーマート」を運営する紅屋商事では、店舗のLINE公式ページに「コーヒー教室の案内募集」を掲載して参加者を募ったり、「笑顔のあふれる食卓」をモチーフとしたフォトコンテストを開催して、コンテストの結果を発表したりしています。

参加型企画に関する告知は、店舗の掲示板やパンフレットなどを利用して行われることが一般的でしたが、店舗の利用者の立場からみると、これらの告知を直接目にする機会が少ないために、店舗側からの告知が伝わりにくくなる点がネックとなっていました。

その点、LINEに参加型企画の通知が直接届けば、店舗の利用者はその通知をスマホで直接見ることができるために、告知が伝わりやすくなる効果が期待できます。

また、消費者参加型の企画は月に1~2回行うことが効果的です。継続性を持たせることによってより多くの消費者が関心を持ちやすくなるため、店舗への集客だけでなく、LINEの友だち登録も見込みやすくなります。

チラシにインパクトのある画像やワードを含める

そのほか、LINE公式アカウントの投稿内容を工夫するためには、チラシにインパクトのある画像やワードを含めてチラシにバリエーションを持たせる方法があります。

消費者がチラシを眺める場合、多くは左上から眺めはじめて右側へと徐々に視線が移っていく流れとなりますが、この法則を応用するなら、チラシの左上に店舗側が特に売りたい商品を配置して目立たせることが最も効果的となります。

そのため、チラシの左上にインパクトのある画像やワードを配置することが有効といえます。

また、多くのスーパーやドラッグストアにおいてはチラシを配信する曜日はある程度パターン化していますが、ときには「一日だけの特価販売」という内容のチラシを配信することも一つの方法です。

「特価販売は今日だけ」ということを前面に出すことで、消費者としては安く買えるタイミングを逃さないようにと考えるため、多くの集客が期待できます。

「どのようにすれば消費者にインパクトを与えられるか」ということについて常に気を配り、チラシがマンネリ化することのないようにする工夫が必要です。

クーポン配信登録で友だち登録者数や売上高もアップ

LINE公式アカウントを活用して集客と売上アップを図る方法としては、クーポンの配信が効果的です。

クーポンを利用するメリットは、消費者からみるとお得感があるために店舗への来店率が高まること、そして、店舗側としてはクーポンを配信することによって来店者数が増えるため、売上アップが見込めるようになります。

クーポンはLINE公式アカウントから簡単に作成できます。クーポンの作成においては以下の項目について決めていきます。

・クーポン名(タイトル)
・有効期限
・写真(メイン画像)
・利用ガイド(使用条件)
・抽選
・公開範囲(公開設定)
・使用可能回数
・クーポンコード
・クーポンタイプ

LINEクーポンでは、有効期限や使用可能回数が設定できるほか、抽選タイプのクーポンや友だち登録した人だけが使えるクーポンも発行できます。

さらに、割引クーポンだけでなく、無料のクーポンやプレゼントがもらえるクーポン、キャッシュバックされるクーポンの発行も可能です。

LINEクーポンではさまざまな設定ができるので、消費者にとって利用しやすいクーポンを発行してみましょう。クーポンの内容が充実していれば、友だち登録をする人が増えることも期待できます。

まとめ

かつては、店舗の集客といえば新聞折込のチラシが主流でしたが、今ではLINE公式アカウントを活用した集客方法も一般的になっています。

特に、日本ではLINEが広く普及しているため、LINEのQRコードを提示するだけで友だち登録をしてもらえる手軽さがあります。

LINEクーポンを発行して来店率のアップを図ったり、あるいはLINEを通じて参加型企画の告知を行ったりして店舗のファンを増やし、来店者数と売上のアップを図っていきましょう。

(画像は写真ACより)

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